背が高いのも相待って、私とはまったく別物に様変わりしている。
確か、168センチって言ってたかな…。
一方、152センチの私が着るとなんだか妙に子供っぽく思える。
同じ格好なのにどうしてこんなに違うんだろう…。
「ね、ね、僕はどう?」
琉羽の問いかけに、その格好をじっくりと上から下まで目をやる。
「琉羽のほうが、かわいい…ね?」
なんと琉羽は私達と同じ浴衣の格好をしていた。
これは……
似合いすぎて、どこからどう見ても女の子だ。
こんなこと言ったら怒るかな…。
「もー、嬉しくないよー」
むくれる琉羽は少しだけ不服そう。
まあ、本人が着たいって言ったわけじゃないし、不機嫌になるのは仕方ない。
「頼む穂崎!クラス優勝のためなんだ、犠牲になってくれ!」
と、クラス中の男子から頼み込まれて嫌々着ることになったというエピソードは、文化祭の準備期間まで遡る。
その勢いは琉羽が辟易するくらいの熱量だった。
引き受けた琉羽はえらい。



