おお、すごい。 3人の性格が分かりやすく表れてる。 「ええなぁ……俺もあそこに混ざりたい」 「……行けば」 隠しもせず、羨ましそうにする光邦に一言、言い放つ。 海に来てから、光邦の視線はがっつり一点…… 目の前を通る大人の女性……の特に胸を目で追っていたことには気付いていた。 鼻の下を伸ばす光邦のなんとも腹立たしい下品な顔。 その度に私は、冷めた目で見てやった。 気づかない光邦はよっぽど鈍いのか…… だらしなく表情を緩めて、聖たちのところに行ってしまった。