◇ 二ヶ月後… 季節は夏。 ジメジメとした暑さにやられそうになりながらも 怒涛の毎日を過ごしていた。 お鍋パーティーの次の日の成瀬さんは 前日のことを忘れてしまっていたようで うちにいることにとても驚いていた。 でもあの日から変わったことといえば 成瀬さんの家によく呼ばれるようになった。 って言っても体を重ねては次の日出社しての繰り返し。仲が特別よくなったわけではない。 だけどそんなふしだらな関係も私にとっては大切なものだった。