乃絵琉「うーん…なんか聞いたことある気が…。
お金払えば代わりに復讐してくれる…とかなんとか。」

萌夢叶「そうそう!金額によって復讐のレベルも違うらしいよ。ネットの情報によると100万払えば殺人による復讐も引き受けるとか!」

乃絵琉「えーまじかよ。やばっ。でもさ!そーゆーのって、ケーサツにバレるんじゃない?そんだけ話題になってたら」

萌夢叶「それがさぁ!!ここが復讐狐のすごい所なんだよ!復讐狐に依頼したって人結構いるみたいなんだけど、復讐狐は証拠を何一つ残さずに復讐を遂行するんだって!」

乃絵琉「そんなうまい話ほんとかよw」

萌夢叶「ほんとらしーよ!ほら、こないだ起きた『いじめっ子連続自殺事件』、ケーサツは死んだいじめっ子たちは薬物中毒でおかしくなったり、家族関係がうまくいかなくて自殺したって言ってるけど、ネットでは復讐狐の仕業だって噂になってるし…!」

乃絵琉「そんなのただの噂だよ。アンタはすぐネット情報信じるんだからw」

萌夢叶「いやいや!信憑性高いよこの噂!だってさ…」

乃絵琉「はいはいw」

遠くから微かに響くトラックのエンジン音。
しかし、乃絵琉は気づかないで笑っている。