「ふ…復讐…狐っ…?!」

さっき鬼の面をかぶっていた男と同じ人物…
下にかぶっていた面は狐面だったのだ。
さっき自分に『痩せる何か』をくれたのは、ネットで噂されている『復讐狐』だったのだ。

「ハハハ。僕のことをご存知でしたかぁ。どーもありがと…

ブス!!」

貝塚は絶句した。
しかし、
いきなりブスと言われ、貝塚は頭に血が上った。

「は?ぶっ…ブス?!
てめえ、誰に向かって口きいてんだよ!
ブッ殺すぞ?!あ?!」

「ブッ殺すぞ?…ハハハ。やっぱ気性が荒いねえw人虐めるだけあるわwwwww」

虐める…?
その言葉を聞いて、貝塚の怒りの矛先は一点に集中した。

「神崎?!神崎だろ?!てめえ、復讐狐に金貢いで何クソみてえなことしてんだよ!!
出てこいよクソブス尻軽女!!」

「うっわあ〜〜!『いじめ』ってワード聞いてすぐに神崎さんを連想するっていうことは、いじめてる自覚あるってことだよねぇ〜!こっわぁ!タチ悪〜!クソブス尻軽女はどっちだよ笑笑」

復讐狐の挑発は本当に腹が立った。
しかし、貝塚はそれ以上に苺菜が憎かった。

「神崎!!陰で見てんだろ?!明日覚えてろよ!!皆でお前の全身傷だらけにしてやっからな!!」

「神崎さんいないよぉw

しかも、