でも今は優しい目をしてる。


その目で見られると
未だにドキってするんだ。


私は一生海人君に恋をし続けるだろう。


そんな事を考えながら
桜並木の真ん中までやってきた。
すると突然海人君が立ち止った。


「どうしたの?」


海人君はとても真剣で
だけど、私が大好きな
優しい目で


「菜々、俺に恋をしてくれて
ありがとう。
これからもよろしくね。」


少し頬を桜色に染めながら
そんな事を言った。


「こちらこそ。
私に恋をしてくれてありがとう。」


私達は桜の綺麗なピンク色と
海人君のレモンの香りに包まれながら
少し背伸びをしてキスをした。




*fin*