「う、うん。」 言葉に詰まりながらも頷き返した。 頷いた私を見てパァっと嬉しそうな顔をして湊が、 「心愛!これからよろしくな」 と言った。 その笑顔と湊が呼んだ私の名前を聞いた時、 __トクン…トクンと甘い甘い高鳴りが、“早く気づいてこの気持ち”とでも言うように脈を打ち出した。