夕飯を食べて、ショッピングセンターで買い物をして…
家に戻って来たのは、10時過ぎだった。



「じゃあな。
……今日のおかしな話は出来るだけ早く忘れてくれ。」

「お疲れ様でした。
今日は本当にどうもありがとうございました。」



その晩はなかなか眠れなかった。
なんていうのか、刺激があり過ぎたせいか精神が高揚してるっていうのか…



だって、今日はいろいろなことがあったもの。
楽しいのは楽しかったけど…
それよりも、今日は意味のある一日だったよね。



でも、何か怖いような気もする。
史郎さんと過ごす時間が長ければ長いほど、史郎さんのことを知れば知るほど…
私は史郎さんに惹かれていく。
どうにもならないことはわかってるのに、どんどん好きになっている。



どうしよう?
やっぱり離れた方が良いのかな?
でも、離れたくない。



その後も、土曜か日曜には、いつも史郎さんとどこかに出かけて…



そして、気が付けば1か月の時が流れていた。