「あーおいしかった!!
ほんとにありがとねー、ソファー貸してもらったうえにアイスまでもらっちゃって...
ありがとう!!」
「どうも...」
彼女の元気が戻ったことに、心から安堵していた。

「んじゃ、あたし帰るねー」
そう言って彼女はソファーから降り、玄関へ向かった。



まだ別れたくない。
まだ離れたくない。
そう思ったけど勇気は出なくて......

いつの間にか、僕は玄関で靴を履く彼女を見ていた。
「じゃあ今日はありがとねー。

バイバーイ!!」

っ、嫌だっ!!


「待ってっ!」


「...え?
どしたのー?」