先生と17歳のあいだ





クラスメイトの大半は駅前のカラオケやゲームセンターに向かったけれど、私は菜穂と前々から気になっていたカフェでランチをすることにした。



「このパスタ美味しい!六花も食べる?」

「うん。私のもあげるよ」

「本当?やった!」


菜穂とあれ以来、引っ越しの話はしていない。


けれど着々と離婚に向けての準備は進んでいて、先日お母さんとお父さんは離婚届けに互いの実印を押した。

それを役所に提出したら……本当に本当に家族は別々の道へと進む。



「じゃあ、また明日ね」


カフェを出て、私は菜穂と別れた。



通学路としても使っている道を私はひとりで歩く。


お母さんには内緒でこの前、網走のおばあちゃんと電話をした。


おばあちゃんはもちろん私が来てくれたら嬉しいと言っていた。けれど、同時に心配もしていた。


東京に比べて遊べるところは少ないし、冬は氷点下の気温と40センチ以上積もる雪の中で生活していかなれけばならない。


たくさん雪が降っているからと言って学校が休みになるわけではないし、歩きにくいからと言って外に出ないわけにもいかない。


環境も私のライフスタイルも今までどおりにはいかないし、頭で考えれば私も不安しかない。