先生と17歳のあいだ










キーンコーンカーンコーン。

校舎にチャイムの音が鳴り響く。


机の上に置かれていた答案用紙を後ろから前に回して、クラスメイト全員のテストが監視員の教師へと渡された。



「はい。お疲れさまでした」


その声とともにどっと騒がしくなる教室。


期末テストの期間を迎えて今日は三日目の最終日。少しヤマが外れた箇所はあったけれど、なんとか全教科のテストを乗り切ることができた。



「六花ー」


留年の危機にある菜穂は知恵熱が出そうなほど勉強を頑張り、現在清々しい顔というよりは完全に疲れきっていた。



「菜穂、お疲れ。どうだった?」

「とりあえずやれることはやったよ。本当に六花のおかげ。回答用紙を全部埋められたことなんて今までなかったもん」


あれから私は何度も菜穂の家に行った。普段はひとりで勉強するのが当たり前だったけれど、菜穂に教えながら自分の不得意だった教科も見直すことができた気がする。



「お互いにいい結果が出てるといいね」

「うん」

学校はそのまま三時間で終わった。