先生と17歳のあいだ





午後は再びリフトに乗って中級コースへと向かった。

また先生と遭遇しないかなと期待していたけれど、どうやら他の先生と交代したようで、その日はゲレンデで会うことはなかった。



そして1日目のスキーが終わって私たちはバスでホテルに戻った。


行きのバスではあんなに雑談していたクラスメイトたちも帰りはとても静かだった。


夜に抜け出す計画もみんな疲れきってしまっていて、今日は実行する人は少なそうだ。



ホテルでのスケジュールは昨日と同じように18時から夕食だった。



「六花、見て。アザめちゃくちゃできてる」
 

菜穂が履いていたレギンスを捲ると、ふくらはぎの真ん中ら辺に青いアザがあった。しかも両足の同じ場所に。



「スキーブーツが当たってたんだね。傾斜を滑ると体重が前にかかるから」 


「冷やしたほうがいいかな」


「あ、私、湿布持ってるよ」


一応、養護教諭の先生は引率しているけれど、もしものために救急セットを持参していた。


湿布の他にもテーピングや絆創膏も入っていて、念のために持ってきた甲斐があった。



「なんか六花っていいお嫁さんになりそう」

「えーなにそれ」



菜穂の言葉を笑いながら流しつつ。私たちは夕食の時間までのんびりと部屋で過ごすことにした。