先生と17歳のあいだ




「では、順番にリフトに乗りましょう。リフトは二人乗りです。サンシャインコースを抜けたあと林間コースに寄ってそのままみんなで降りてきましょう」

「はーい」


グループの人たちと一緒に私も久しぶりにリフトに乗った。


上から見る景色はとても綺麗で、空気がひんやりと冷たかった。一応、雪焼けしないように日焼け止めは念入りに塗ってきたけれど、思った以上に天気がよくて雪の反射が眩しい。


リフトも難なく乗り終わって、インストラクターに付いていくようにして私はゲレンデを滑った。


ザザザッと、スキー板が擦れる音が気持ちよくて、ある程度のスピードが出てもストックで進む方向をコントロールできるようになっていた。



「ちょっとコースが混んでいるので待ちましょう。前の人たちが動き出したら行きますね」と、インストラクターが足を止める。


みんなも続くようにして停止して、私はグループの最後尾にいた。



すると、背後から気配を感じて振り向くと、誰かが上から滑ってきた。


遠くからでも上手くスキー板を扱えていないのが分かって、減速できないのかスピードも乗ったまま。
 


……ま、待って。このまま行くと私に……。


不安は的中して、その人は私のところへと突っ込んできた。