先生と17歳のあいだ





それからレンタルのウェアに着替え終わり、再びロビーへと集合して、生徒たちにスキーセットが手渡された。


それはスキー板にブーツにストック。ゴーグルに手袋に帽子と用具一式が揃えられていた。


まずは用意ができた順番でゲレンデへと向かうことになり、事前に決められていたグループでスキーは滑ることになっている。




「私、六花と別々なんて嫌だよ」


未経験の菜穂と経験者の私は別のグループに振り分けられていた。



「大丈夫だよ。最初はたくさん転ぶけど痛くないし、怖がらずにやればすぐに滑れるようになるから」

「じゃあ、あとで一緒に滑ろうね」

「うん」


ここからはグループごとにひとりインストラクターが付くことになっていて、私のグループは女性の人だった。



「まずは基本的な滑り方を練習して、リフトで中腹まで行きます。私が先頭を滑るので後ろを一列で付いてきてくださいね」


私は経験者と言っても子供の時にやっただけなので、中級グループ。

未経験の菜穂は板をハの字にするところから学ぶ初級グループ。

一番うまい上級グループの人たちはすでにリフトに乗って上まで向かっていた。