先生と17歳のあいだ





それから学校が終わって、私は家に帰った。

制服から部屋着に着替えようとブレザーを脱ぐと、なにやらポケットに違和感。手を入れて確認してみると……。



「……あ」

私は小さい声を漏らす。ポケットから出てきたのは何故か先生の携帯灰皿だった。



……そういえばあの時、菜穂からのメールで慌てていて、先生の灰皿を戻し忘れてしまった気がする。
 

うっかりしていた。自分でもまさかポケットに入れてしまっているなんて気づかなかった。


私は急いで先生に連絡をした。



【すいません。私のミスで先生の灰皿を持って帰ってきてしまいました】



多分まだ仕事中だと思うし、学校にいる可能性は高いけれど、とりあえず先生の返事を待つことにして、私はベッドへと座る。



おそらく灰皿がなくて困っているはずだから、先生からの反応はすぐに来ると思ってた。

でも、1時間、2時間待っても先生からの返事はなく、いつの間にか外はすっかり暗くなってきていた。