先生と17歳のあいだ





17歳と7歳が恋愛にならないことぐらい分かってる。

20歳と30歳で恋愛しても別におかしいことではない。


なら、どうして17歳と27歳はダメなのか。


頭では嫌というほど理解しているのに、聞き分けが悪い自分がいる。



「……すいません。ちょっと好奇心で聞いてみただけです」


こう言えば、先ほど見せてしまった顔の赤さを誤魔化せるだろうか。



私の気持ちを知れば、先生は拒絶する。それがすごく怖くなってしまった。


先生は私になにかを言おうとしていた。けれど、部屋のドアがノックされて、廊下から生物の先生が顔を出した。



「郁巳先生ちょっといいですか?」

「え、は、はい」


先生はそのまま呼ばれて準備室を出ていった。



……はあ。

今のはこのタイミングで聞くことじゃなかった気がする。



でも雑誌を見て、もしかしたら生徒という縛りがなければ17歳という年齢は関係ないのではないかと思っただけ。

思っただけで済めばよかったものの、つい言葉として表に出てしまった。