先生と17歳のあいだ





「先生。修学旅行の保護者説明会、多分うちの両親はどっちも来ないと思うんですけど大丈夫ですか?」


飛行機で移動するということもあり、今週の金曜日の放課後に説明会があることも先ほどのホームルームで先生が言っていた。



「平気だよ。平日だし、参加できない親はお前のところだけじゃない。そのために修学旅行の予定表は保護者用にも配られるから安心しろ」

「はい」


と、言っても、うちの両親はその予定表すら目を通さないと思うけど。



学校行事とはいえ、飛行機に乗って子供が旅行することに心配でたまらない親もいるだろうけど、うちは全然。

むしろ、修学旅行に行く日も知らないんじゃないかな。



……と、その時。乱雑に積み重なっていた資料がバラバラと床に落ちた。


授業のプリントなどと混ざっていたのは、コンビニでよく見かけるようなグラビア雑誌。表紙には17歳フレッシュデビューと、水着姿の女の子が載っていた。
  


「……先生もこういうの買ったりするんですね」

「ちげーよ。生徒から没収したやつだよ」


先生はそう言って、雑誌を急いで拾いあげた。