先生と17歳のあいだ





と、その時。ポケットの中のスマホが鳴った。


【今日帰れないかもしれないから戸締まりよろしくね】


確認すると、それはお母さんからのメールだった。



帰れないって……。帰らないの間違いじゃないの?


本当にもう、なんなの。お母さんもお父さんも本当に勝手。

勝手すぎて、腹が立つ。




「……先生、ちょっと付き合ってもらえませんか?」

「ん?どこに?」


きょとんとする先生になんの説明もしないまま、私は夜の公園へとやって来た。


外灯はあるけれど、歩道に並んでいたものよりは薄暗くて、足元もあまり見えない状態だった。


そんな中で私の足はある場所の前で止まる。それは、小さい頃の思い出が詰まっている睡蓮の池だった。