先生と17歳のあいだ





……はあ。

お財布も置いてきちゃったからコンビニにも寄れないと、深いため息をついていると、背後からなにか違和感を感じた。


スタスタと足音は聞こえてくるのに、私を追い抜いてこない。

試しにスピードを緩めてみると、後ろの人もゆっくりになり、足を止めるとその人も止める。



ま、待って。これって……。


側にあったカーブミラーで確認すると、鏡にはフードを深く被った男の人が映っていた。


私は怖くなって、歩く足を速める。最悪なことにコンビニはずいぶん前に通りすぎてしまったし、続いているのは真っ暗な夜道だけ。



シャカシャカと、男の人が持っているビニール袋が揺れていた。


もしかしたら刃物とか危ないものが入っている可能性もある。


や、やばい。本気でやばい。



「……っ」


私は恐怖に耐えられなくなって走り出した。