先生と17歳のあいだ









そして様々な準備期間を経て、ついに文化祭の当日を迎えた。



私は衣装などを着る予定はないので、いつもどおり登校したけれど、他のクラスメイトたちは一時間以上早く学校に到着していたようだ。



「六花、おはよう!」


教室では菜穂を含む女子生徒が着物に腕を通していた。


クラスメイトの中に着付けができるという人が数人いたので、その子たちが交代になって準備をしている。



「ピンク色で可愛いね」

合わせ鏡の前にいる菜穂に近づいた。


「でしょ?でも帯がきつくてさー」

「けっこう本格的なんだね」と、会話をしているところに菜穂の友達が寄ってきた。



「ねえ、髪型はどうする?」


どうやら髪の毛をいじるのが上手い人は着付けとは別の場所でヘアアレンジを担当してるらしい。



「うーん。やっぱりアップかな」と悩む菜穂。そんな中で他のクラスメイトの女子が私に声をかけてくれた。



「的井さんもする?」


先ほどまでやっていた生徒が終わり、ヘアアレンジをしてくれている人が手招きをしている。