先生と17歳のあいだ






委員会が終わって教室に戻ったあと、私は自分の席に留まっていた。


誰もいない教室はとても静かで、壁時計の針の音ばかりが響いていたけれど、窓から射し込んでくる夕焼けが思いの外キレイだった。




「……あれ、まだ残ってたんだ」


廊下を歩く足音が一組の前で止まり、郁巳先生がひょっこりと顔を出した。そして「なにしてんの?」と、そのまま私のほうへと歩いてきて、先生は前の席へと腰を下ろした。



「ちょっと早めに整理したいことがあって……」


私の机には先ほどの委員会で意見をまとめた紙が広げられていた。


文化祭当日は体育館で行われるステージ発表や、どうしても知り合いが来るのでこの時間は……といった意見が多数あったので、私は見回りする順番や交代のタイミングを考えていた。



「書記ってそんなこともすんの?」


先生は感心したように私が書き写した紙を見ている。