そして午後の授業が終わって放課後になった。今日は委員会の日なので私は特別活動室へと移動する。
今日の委員会ではもちろん文化祭の見回りについて話すことになり、和谷先輩を中心にそれぞれの意見を聞き、書記である私が紙に書き出していく作業をしていた。
40分ほどで話し合いは終了して、各クラスの人たちが帰っていく中で、先輩が声をかけてきた。
「お疲れさま」
そう優しく笑いかけてくれて私は小さく会釈をする。
「二年一組の出し物ってなにになったの?」
「和装喫茶です」
「俺たちのクラスは中庭にテント張ってフランクフルトとかかき氷とか売るらしいよ。当日は見回りがあるけど少しでも食べたり遊んだりできるように時間を分散させるつもりだから」
先輩は委員会の仕事も大切だけど、文化祭も楽しんでほしいという考えなので、本当にみんなから丁寧に意見を聞いていた。



