「話しはわかった。だけど今日はもう暗くなるし夜に行動するのは危険だ。 美月もはやく家に帰った方がいい。奏多、心配なのは俺も美月も同じだ。だけど、分かってくれるな?」 爽は、今から何の策も無しに動くのは危険だと言いたいのだろう。 たしかにその通りだ。 「俺は美月を送って帰る。奏多、今日はまっすぐ家に帰れ」