奏多は何も言わないけど、教室にいるから一緒に待ってくれるんだろう。 今日には、私と奏多の2人。 昨日見たテレビの話しをしたり、花壇に植えた花が咲いた話しをしたり、いつも通り。 今日も何事も無く1日が終わると思っていた。 「あのぉ、望月澪さん、いますか?」 教室の扉から突然呼ばれて振り向く。