それから僕はいろんな人と付き合ったけど、僕を理解してもらえる人は誰一人としていなかった。

重い、めんどくさい、ウザイ、異常。

そんな言葉を投げかけられるのもざらだった。
僕も僕で本気じゃなかったのかわからないけど、その中でほんとに手に入れたい人なんていなかった。

でも、見たけたんだ……本当に手に入れたい人を


「伊陽高校…1年A組暁朱里…か…ここに行こう。」

まずは、どんな子なのか知って監視してからにしないと…。


僕と君の出会いは、偶然じゃなく僕が作った必然だよ。