時のなかの赤い糸



永倉の顔がだんだん近付いてきて、遥は顔を背けると、遥の首筋に熱いものが触れた。




「やっ…永倉さん?!」




ゾクッと体が跳ねて、永倉の唇が遥の首筋を辿るようになめていった。




「ぁ…嫌っ永倉さん!!変態エロっ!」



遥が永倉の胸を叩くと、永倉は「だから?」と笑って言って着物に手をかけた。




遥はどうにかして逃げようとするけど、体がお酒のせいか動かなかった。




「永倉さ…っ」




永倉によって遥の唇が塞がれて、口を犯していく。




「んん…っ?!」




息が続かなくて遥は永倉の胸を激しく叩くけど、永倉はびくとも動かない。



遥の胸の唐突に永倉の手が触れた。