時のなかの赤い糸



「やめとけば?」




男たちの後ろから聞こえた声は、どこかで聞いたことあるような気がした。




「お前なんだ」



「俺?

俺は壬生浪士組二番。永倉新八」




「な…?!」




永倉新八!?
永倉新八!?
永倉新八――――??!!




「あぁ?

壬生浪士?関係ねぇよ。
邪魔するやつはただじゃおかねぇ」



そう言った男は、まだ姿の見えない永倉新八に斬りかかると、別の男があたしの腕を掴んだ。




「……っ?!」



永倉新八に斬りかかった男は、その瞬間、ドサッと倒れて、永倉新八が姿を現した。




教科書で読んだことある新撰組の二番、永倉新八が目の前に?




それが本当なら
あたしは、タイムスリップしたってこと?