時のなかの赤い糸



「後さ」

永倉の呟きに聞き入る

「なんですか?」

「後で朝の続きを」




ザクッ




甘い雰囲気だと思っていた永倉の血の気がひく

またまた真っ二つに別れた野菜がなぜか可哀想。





「危ないですから、部屋で待ってて下さい」




きっと遥はニッコリスマイルなんだろう。


永倉は手を離しておとなしく「はい」と返事をすると台所を離れていった。




遥はドキドキした自分を落ちつけながらゆっくりと息を吐き出す。



(永倉さんに未来の食べ物、知ってほしいんだ)



頑張ろ、と遥が袖をめくりあげたとき




キ――――――ン


と鋭い耳鳴りがした。




――――――――――――――…遥――――