時のなかの赤い糸



戦火交える戦場伏見では、重傷者や死人が絶えないと聞いている。


沖田や近藤につきっきりだった松本良順も、今では戦で被害を受けた負傷者の手当てに追われていた。


大阪城に居れば、花も安心だろう

遥は一刻も早く戦場に加勢に行くことを望んでいた。

だが、


「遥ちゃんと一緒でよかった。
遥ちゃんが居れば何も恐くないよ。
遥ちゃんは一緒にいてくれるんだよね」



………言い出せない。


分かってたのに。

花と初めて遊んだ日から、こんなことはあった。


こんなこだって、もう知っていたのに



「……そうだね☆」



笑うことしかできない…。