遥の言葉に隊士はゲラゲラと見下したように笑って、遥はムッとして門の中に入ろうとした。
「新撰組のくせにここに立ち入るなんて、場違いなんだよ。堂々と入れると思ってんの?」
腕をギリギリと握られて、遥の表情が悲痛に歪む。
「離してください」
「細い腕。そんなんで大丈夫なのかよ」
「ていうかそいつ、女じゃね?」
二人の隊士にじろじろと顔を見られて遥はジタバタと暴れだした。
「離せ!!私は武士です!!武士以外に何でもありません!!」
暴れる遥を羽交い締めにして、1人の隊士の手が遥の足を這った。
ゾクッと全身に鳥肌がたって、遥は足をばたつかせて男を蹴飛ばした。
「ってぇなぁ!!」
もう1人が羽交い締めしているから遥は身動きはとれない
何とか逃げようと遥がもがけばもがくほど腕がきつく握られた

