「遥はポトガラ知ってるの?」
「はい。未来から来ましたから」
永倉は改めて未来を思い出すと、ごもっともだと言うように小さく頷いた。
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1867(慶応3)年
12月9日王政復古の大号令を発表。
徳川慶喜は辞官して、天皇中心の新政府の成立を宣言した。
王政復古
文字通り、王が行う古の政治が復活したのだった。
そこに加わる新政府は
坂本龍馬が仲立ちをした薩長。
徳川の軍は、新政府軍に対し、旧幕府軍となってしまっていた。
遥の気付かぬ間に、歴史は大きく揺れ動いていたのだ。