時のなかの赤い糸



二番隊組長永倉と、十番隊組長原田は、これから夜間巡察を控えた三番隊と早めの夕食を取っていた。




「うめーなぁこの魚!!」




原田と永倉がバクバクご飯もそっちのけで魚を食べていると、急に二人は涙目になった。




「ゆっくり食べないからι」




遥がお茶とご飯を二人に渡す



「わりぃな」




永倉がダーと涙を流しながら遥の持ってる茶碗を受け取った。




遥の手に少し永倉が触れただけで、全身が熱くなる。



永倉が心配でたまらない遥自身が自分に嫌気がさしていた。





もう関係ないのに。


大切な存在としかみれたい。





「遥?」





永倉の声に我にかえった。




沖田も藤堂もいない今、隣にいるのは永倉と原田。




気が遠くなったのはよくあるが、気付いたら魚の骨を食べようとしてたことは初めてだった。





「大丈夫かよ、頭」


「大丈夫です!!」