(俺の何が悪い、何が永倉と違う)
初めに遥を助けたのが自分なら、遥の横にいたのは自分だったか?
「土方さん……」
ギュウッと力強く抱き締められて遥は少し苦しそうに土方の名前を呼んだ。
「遥、愛してる」
土方は遥の首に顔を埋めてるから表情がわからない。
ただ、息を吹き掛けられて少し体が反応した。
それを良いことに、土方の手が遥の腰に回った。
「ひ、土方さんっ」
「真っ赤だな」
土方がそう言って遥の頬にキスを落とした。
「赤い赤いトマトみたいだよ」
だんだんだんだん体が火照って顔が赤くなるのがわかった。
ゴロンと畳に寝かされた遥の脚を土方が持ち上げた。
「ひゃあ////」
「本当に華奢な脚だな」
ボッと熱くなる。

