「…なんなんだよ?」
屯所の裏でボー、としていた永倉の前で斎藤がジー、しゃがんで永倉を見ていた。
「…別に」
「絶対別にじゃないね。何?」
斎藤は恥ずかしくなるくらい永倉を穴があくほど見ている
「…どーゆーつもりなの?」
「あんたがね?!」
もうなんか恥ずかしくなった永倉は、斎藤と目線を合わすようにしゃがんだ
「綾野と何かあったの?」
「人の事とか、興味あるんだ」
「あんたには興味ないよ。」
そーゆー事かと永倉が項垂れる
「聞きたい」
「教えてやろうか?」
コクりと斎藤が頷いた
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