――――――隊士の記憶の中に、――――

―――――歴史の記憶に―――――――

―――――遥と永倉の事は残らない―――



「………」



遥は、何かに迷っていた。

何かもわからない




ただ大きく引かれる未来の幸せ。

だけど……



「行こう」



今は永倉が手を引いてくれるから


帰ろう未来へ