時のなかの赤い糸



「遥?!おま、酔っ払いかよ!!」


コクリと遥は頷いた。





だん花のお礼と言うのは、タダでサービスという感じで、だん花や舞子さんが舞って歌って飲んで笑って。

そんな感じだったのだ。




一番楽しかったのは



「野球拳」

「野球拳って何!?」




遥は笑いながら頷いた。




遥は脱ぐんじゃなくてお酒一気飲みだったけど、滝本もだん花も強くて、遥ばっかりがお酒を飲んでいた。


「見回り組のやつと何してたの?!」

「あたしはお酒飲んだんでーす」



あはは、と笑って遥はクターと永倉の胸で眠ってしまった。


---――☆――---



「野球拳をすーるーならぁ♪」


パチパチと手をリズムに合わせて叩きながら、滝本と遥が舞った。



「アウト!セーフ!よよいのよいっ」



「野球拳って面白いなぁ」

だん花が本当に笑って、負けた滝本が羽織りを脱いだ。


遥はベロよいだ。