「……かっこいい……」


「え?」




ボソッと春が呟いたのに、遥が首を傾げた




「なんでもないよ♪」




ニッコリ笑った春は、遥のもとに歩み寄り手を握ってまた夕日に影を伸ばして歩き出した。