「綾野も一緒にいたんだろ?」



急に原田が遥に話を振ったから、遥は飲んでいたお茶にむせながらコクコクと頷いた。




「大丈夫?」



隣の藤堂が遥の背中をさすったのを見た永倉の眉がピクッと少し動いた。




(触んなよっ!)



永倉がそう言いたいのもグッと我慢した。




束縛だけはしたくなかった。永倉なりのポリシーだ




「可愛いんだ?」



遥はコクコク頷いて笑った。




「いーなー、俺もまた行くっ」



「ダメに決まってるでしょ?」




沖田がキッと原田を睨み付けると、原田はニヤリと笑みを浮かべた。




「明日総司についていこー♪」



「仕方ない人ですねι」





呆れた沖田が頭を片手で抑えた。