ついばむようなキスを交わした後に、山崎はクタと力抜けた遥の頭を撫でて部屋を瞬歩で出ていった。 ―――――----о チュンチュン………… 小鳥が鳴いてる。 遥は決められたみたいに清々しい朝を迎えていた。 (あたしは、新選組隊士) 何の迷いもなくそう思えたのであった。