近藤と土方が歩いていると、土方の前に容顔の美人な女が歩いた。



「やめよーぜ?」




それにつられて山奥まできてしまった二人はまったくもう周りは木々に覆われていた。




「あっちからいい匂いすんだけどなぁ?」


「ばーか」




ただ山道を歩いていると、4人の武士に囲まれた。



「ここで何をしている」

「いや……迷子?」

「たわけたこと言うな」




武士に怒鳴られシュンとした土方は、次に武士を睨むと刀を抜く構えに入った。




「おりゃっ」




ところが、あっけなく4人に敵うわけもなく二人は気絶させられた。




近藤がパチッと目を開けると、すっかり夜で、目の前には1人の武士が腕組みして立っていた。