遥のふところに収まっている永倉からの手紙に、そう書いてあった。




もう泣くのはやめよう。



彼の前で最高の笑顔を見せれるように、これで最後の涙にしよう。



抑えた涙を全部土方の背中に溢した。




遥が泣く間、土方は黙って遥の涙の熱さに、全て自分に吐き出して、少しでも楽になってもらおうとそんな気持ちを抱いていた。




どうか、幸せで…………