「いいよ」
永倉はまたため息をはくと遥の肩に顔を埋めた。
「……戻ってきてくれてありがとう」
永倉のこもった優しい声が遥の胸をくすぐる。
「…キスの続き……教えて下さい」
遥が言うと、永倉は驚きを見せたが、遥と唇をあわすとそのまま布団に座った
「嫌だと思ってた」
永倉が遥の着物の襟をはだくと胸元に唇をあてた。
「永倉さん以外はやだ」
「誰が俺以外に触らせるかよ」
チクッと胸元になり、何がおこったか遥には分からなかった、永倉は遥の唇にもう一度キスすると、袴のほうに手を伸ばした。
永倉が遥に触れる部分全て優しくて、温かくて、少し恥ずかしいけど、気持ち良かった。
指先だけなのに、遥は快楽の先に行ってしまった。