「「「…………」」」
藤堂は複雑な表情を浮かべたが、遥を見るなり満面の笑みになった。
「……遥が帰ってきた―――――!!!!!!!」
藤堂の声は屯所に響いて、沖田や土方、原田に山崎、とにかく幹部に始まりたくさんの人が永倉の部屋に集まった
「綾野…?」
永倉とは離れてその場に正座した遥は頭を下げて、次にあげると皆を見渡した。
「綾野遥。役目を果たすため戻ってまいりました」
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遥の役目や、江戸時代のことを一部始終遥は広間で局長はじめ幹部全員に話した。
一月もいなくなった人間を、もうおいてはくれないかもしれない。
と言う不安が遥の頭に浮かんだ。