───────放課後 『………っ、先生!』 みんなが帰った後─── 私は先生の姿を探して、ようやく廊下を歩いてる先生を見つけて叫ぶ。 先生は私の声に気づくと、いつも通りの笑みを浮かべながら、 『んっ?どうした?夢咲』 と、笑いかけてくれる。 私は先生の元に駆け寄ってから、大きく深呼吸をする。 そして────── 『……っ、先生……私─────』 私の告白を遮るかのように先生のスマホが鳴る。