私は思わず───── 「あのっ、シフォンケーキ……美味しかったです!」 ─────あぁーー ─────もう! 感想を言うだけでなんでこんなに恥ずかしがってるんだろう。 私は何となく顔を見れずにいると…… 「嬉しいです!実は………あのシフォンケーキは僕が考えたメニューなんです」 男の子はとっても嬉しそうに言う。 「………っ!」 ─────不意打ちだ そして───── 私は顔を赤くしてしまう。