水無瀬はそのまま走り去っていく…… 「…………っ、何なんだよ」 ──────でも…… さっきの水無瀬からの言葉ではっきりと意味が分かった 俺自身…… 気づかないうちに心のどこかで焦ってたんだ 雪乃さんは年上でそのうえ、いつも余裕で…… でも…… 俺は全然、余裕なんかなくて…… 少しずつでも俺が雪乃さんの中で目立つ存在になれならなーって そしたら…… 俺には何が出来るかって考えたら ───────サッカー