──────よしっ! せっかくの旅行なんだし! 楽しんでしまおう! 「ねぇ、あそこのお店行ってもいいかな?」 「えっ、あっ、はい」 「りあの代わりに……とことん付き合ってもら!」 私が話しかけたことで、さっきまでの気まずい雰囲気は無くなって…… 「いいですね!付き合いますよ」 そう言って、奏多くんは答えてくれた。