みんなで火の始末をする頃には、圭太は少しすっきりした顔をしていた。

 いろいろと吐き出したからだろう。

 まあ、そうだな。
 此処のところの圭太は、静かに頑張り過ぎてたもんな。

 やっぱり、文句言ってわめいてた方が圭太らしいな、と帰る間際まで揉めている二人を見ながら、芽以は笑った。