悠真くんのことは言えないけど……麗奈ちゃん達のこと、相談してみてもいいかな？


悠真くんは優しいからきっと真摯に聞いてくれるけど、迷惑だって思われないかな……？



『耳が聞こえないことを伝えたいけど、

離れていっちゃうのが怖くって伝えられない。』



それでも、悠真くんの優しさに今は甘えたい気分だった。


最後に『悠真くんならどうする？』と加えて、私は送信した。



返信はすぐに返ってきた。



『ふたりなら大丈夫だよ。いい奴だし、無理せずに日和が言いたい時でも良いと思うよ。
焦らなくてもそう思うだけでも一歩前に進めたんじゃない？』



……そうだ、悠真くんははじめから言ってた。


麗奈ちゃんと百香ちゃんはとっても良い子だって。



一緒に過ごす度に私もそう強く思うようになった。


私が耳が聞こえないことはきっと……受け入れてくれる。



すると、またスマホに振動を感じる。


見ると、またもや悠真くんから受信した。