ードキドキ ードキドキ 悠真くんの瞳に呑み込まれそうになる。 これまで以上に胸が高鳴るのを感じて。 ──お互い無意識だった。 夏のせいなのかな、花火のせいかな。 それとも、悠真くんに吸い込まれたからかな。 「え……?」 悠真くんの顔が徐々に近づいてくる。 悠真くん……? 混乱する中、必死に頭を回転させて考えてる暇もなく ただ、私は静かに目を閉じて ……受け入れた。